新年あけましておめでとうございます。
来月2月7日で原状回復工事に特化し分業した弊社は丸2年。
本体としては9月4日で24周年を迎えます。
「出来ません」ではなく「どうしたら出来るのか」を
日々提案し、零細企業ではありますがお客様に寄り添って
活動してまいりましたが
改めて薄利多売の時代は終わり
よい商品を、培ってきた人間力、人材を結集し
適正な価格でお客様にご提供していく時代になってきたと実感しています。
商売を始めた当初は、すでに破綻していた日本経済になかなか実感として感じられないバブルが終わりを迎える時期。
それまでの単価、例えばクロスの張替え単価などは材工1,400円/㎡だったものが
あれよあれよで1,200円、1,000円、950円、850円、750円。。。。
室内のクリーニング単価は1R25,000円だったものが
23,000円、21,000円、18,000円、15,000円、11,000円。。。
大きく値崩れし、一貫して適正価格に拘ってきた弊社にとっては
非常に苦しい時期もございました。
目先の利益だけを考える短略的な業者が著しく増加し、質よりも安価を求めるお客様も加わり、値下げ合戦。。。
これにより職人さんは、より早くより多くの現場をこなさなければならず
当然質は下がり、クレームが増え、多忙に加えクレーム処理も行う機会も増え。。。この20年だけでも相当数の同業者様も転職などを余儀なくされて、自然と淘汰されるまで、私の実感として15年くらいは掛かってしまったのではないでしょうか。
所謂、業界全体が負のスパイラルに陥っていた訳ですが
ここ数年でようやく業界全体も適正価格に落ち着いてきたように思います。
まだまだ大手は適正価格とは行かず、弊社のように自社スタッフが施工出来る会社でないとヘルプなどで仲間同士で仕事の割り振りが出来る環境にはなっておりません。
弊社がお客様に売っているものは
「培ってきた知識と経験、高い技術を、明確に説明が出来る価格でご提供する事」です。
そして今年はいよいよ、自分達だけではなく、この貫いてきた信念を多くに広めていくべく、個人で動いている内装屋さん、掃除屋さん、大工さん、設備屋さん、塗装屋さんを中心に都内で原状回復工事、リフォーム工事業者の組合のようなものを作り、「最良質な職人」「最良質な営業」の方々が永く自身の技術を適正な価格でご提供できる環境作りを始めていきます。
10000件あれば10000件それぞれ異なる建物です。
まだまだこの先も学びの連続ですが、今誇れる技術、経験、知識を惜しみなく広めていく所存です。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。